私は今まで、かの有名なアニメ「フランダースの犬」をまともに見たことがありませんでした。
それは、あの有名すぎる最終回の最後のシーンの所為です。
私は最後に主人公が死ぬ漫画やドラマや映画がどうも苦手で、初めにそれを知っていたらその映画やドラマはほとんど見ることはありません。
「フランダースの犬」が再放送していても、
「過程はどうあれ、最後あれでしょ?キラキラ幸せそうに天に昇って行くけど結局はいわゆるBAD ENDでしょ?」
(死ぬ=BADENDという薄っぺらな考え)という思いがあり、チラ見をすることがあってもまともに見ようと思った事はありませんでした。
しかし、なぜか今年になってついつい最終話を含む何話かを見てしまったのですが、まぁ、基本的には想像していた通り嫌な気分や悲しい気持ちになってしまいました。
しかし!パトラッシュとネロのお互いを思い合う関係にはとても心を打たれました。
うみと出会う前に見てもこんなに心打たれただろうか、今となっては知る由もありません。
二人一緒に昇天するのも、前までは「BAD ENDでしかない!」と決め付けていましたが、仮に「終盤の怒涛の不幸の連続の状況下でもしネロかパトラッシュのどちらか一人が先立ってしまうことになっていたとしたら・・・」と、考えてみたら・・・つ、辛すぎる。耐えられない・・・。
なにより、私自身、うみうみと一緒に昇天するのを想像してみたら案外悪くなかったっていうか・・むしろちょっと幸せな気持ちになれたっていうか・・・。
悲しいだけの話じゃなかったんだなぁ、と初めて思った次第です。
長くなりましたが、結局のところ「フランダースの犬」を見て、私がこの「うらうみブログ」で何を言いたいのかといいますと、
うみの「呼び方」が増えました。